和歌山バガボンド  ~読書と木工、ときどき空想~

黒髪ボブの三十路ピーターパンがWakayamaライフを着流しでスケッチ

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小説修業/小島信夫・保坂和志(2001

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小説修業/小島信夫・保坂和志(2001------------------------------------●思考はしないカフカの散文小島 ―― カフカの散文が思考を述べることは滅多にない。人物たちは存在し、ものを言い、ものごとを経験しはするが、思考しはしない。少なくとも、われわれには彼らが何を考えているのか分からない。 ―― 丁度、悪夢や芝居の場合のように。それはただ場面と対話だけを通じて機能する散文なのである。...

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村上春樹、河合隼雄に会いにいく/村上春樹 河合隼雄(1996

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村上春樹、河合隼雄に会いにいく/村上春樹 河合隼雄(1996------------------------------------●村上春樹の小説が仕上がるプロセス 80村上春樹 ―― それまでは、小説を書こうということを考えたことはまったくなかった。ただ働いてきて、ある日突然「そうだ、小説を書こう」と思って、万年筆と原稿用紙を買ってきて、仕事が終わってから、台所で毎日一時間なり二時間コツコツ書いて、それがすごくうれしいことだったのです。自...

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新しい文学のために/大江健三郎(1988

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新しい文学のために/大江健三郎(1988------------------------------------文学的イメージは、概念的・抽象的な説明でなく、もののように肉体をそなえた、ひとつの総体であって、分割しえないそのかたまりのうちに、僕らは生きている多様な意味を読みとる。それは現実世界のある事物、ある人間が、よく観察するかぎり ―― つまり「異化」する眼で見るかぎり ―― 、記号のように概念的・抽象的な意味のみをあらわすものでなくなるの...

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台詞の風景/別役実(1984-初版 (1991-Uブックス

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台詞の風景/別役実(1984-初版 (1991-Uブックス------------------------------------●人間心理 ~疑われている人間常に疑われている人間は、疑われることに対して鈍感になるものだと、一般には考えられているが、実はそうではない。常に疑われている人間こそ、どんなささいな事柄であれ、間違って疑われることに耐えられない。その点こそ、彼らの譲ることの出来ない唯一のことだからである。 133●ベケット空間の力学的構造 ...
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