和歌山バガボンド  ~読書と木工、ときどき空想~

黒髪ボブの三十路ピーターパンがWakayamaライフを着流しでスケッチ

透明度《プリズム》のために ~片岡球子にうたれて ―― 01

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こないだの日曜美術館『片岡球子』の回、ご本人が「新境地を切り開いたのは60歳の頃」と語っていた、ような記憶がある。「苦節」と書けばたった二文字だが、若くして評価され、それから小学校教師を勤めながら出展→落選の繰り返しに耐え、苦しんだであろう彼女が苦節に挫けず60歳まで絵を続けられたのはなぜか ―― というのは個人的な体験を本人から教わったり、彼女と親しかった関係者などから聞かせてもらわなければ現実的・...

『ともだち』という単語について

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親しい他者を言い表す単語に「友」という語があり、そこに「達」がついて「友達」なのだから複数形のはず。しかし、この「友達」は一人の友を言い表す言葉としても使われる。一人の友を言うのなら「友人」というべきなのでは?調べたら日本語には単数と複数の概念がないという答えが見つかった。同じように単数と複数のどちらでも使われる単語として「こども」がある、と。また、古くは「達」が敬称だったという研究結果もあるらし...

生き方が文章に出る

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肩書きや名声が人を惹くし、仕事の依頼も届くだろうが、文章の質は権威ではなく人柄に拠る。難しいことが書けようと気持ちがクソだったら文章もクソの臭いがするし、たくさんの言葉を知らなくても質のある詩は書ける。「市井の人々」なんて軽く見てる言葉だと思う。コツコツ仕事をし、暮らしている人たちには知恵があり経験がある。大学の教師がなんだ? 会社の社長がなんだ? 有名な芸能人だからなんだ?多くの言葉と知識を知っ...

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<遊ぶ>シュルレアリスム/巖谷國士

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●シュルレアリスム ―― 目前の現実と生活に立ちむかい、そのなかで「真の現実(あるいは超現実)」や「真の人生」に出会おうとする物の見方、生き方であり、それを多少とも共有するグループとその運動のこと。 4●ベル・エポック(よき時代)戦前のベル・エポック(よき時代)の西欧近代国家は、合理主義と科学技術の進歩を至上のものとし、それによる秩序と安定を謳っていましたが、その結果がじつは「想定外」のおそろしい災禍で...

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『太陽を見つめて』 ジュリアン・バーンズ 加藤 光也 (翻訳)

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靴ひもゲームをやっても病気になるのかしら、と彼女は思った。なんでも素敵なものは病気のもとということになっている。チョコレートや、ケーキや、イチジクは病気の元だし、叫びっこをすると百日咳にかかる。靴紐ゲームをやればどうなるのかしら? 21父や母は自分たちの心をちゃんと知っている。ふたりはそれぞれの意見を持ち、善悪の区別を知っている。ジーンは、自分に善悪の区別がつくのは、そのちがいについて繰り返し教えられ...
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