バガボンド和歌山

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テレビ台20/塗装~下地調整からオイルフィニッシュ

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棚板・ダボ受けの削りだし
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奥のダボからスミを拾う→トリマー(刃の出・冶具の距離)
手前のダボからスミ拾い→トリマー
コクソで穴埋め、面材のボンド取り、サンダと紙やすりで仕上げ

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塗装~下地調整からオイルフィニッシュ
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<以下、本体・戸板・抽斗・棚板すべてに>

●下地調整
1.穴・ヘコミ・傷にコクソを塗り込む
※コクソ/ヤマト糊:木粉を1:1で混ぜ合わせ)

2.目違いをかんな→紙やすり
(※かんながどう動くかをシュミレートして、養生なりウェスなりをあてておく。鉋の台尻で面材が傷になるのを防ぐ)

3.水ぶき、サンダ・紙やすり(180)で下地調整

4.エアで埃を払う

5.塗料がついたらNGな箇所にマスク


●塗装
準備/ウエス、ぞうきん、新聞紙、ゴム手、はけ、塗料をいれるケース、紙やすり、綿棒、試し塗りの不要材
隅っこ、塗りづらいところから塗装していく。



<乾燥中の感想>
金曜日の一件(丁番の位置が違っていた http://bibobibobibo709.blog.fc2.com/blog-entry-116.html)を再確認したところ、け引きで入れたスミ(戸の際から6.5mm)は四つ揃っていた。このスミの外側に丁番をおかなければならなかったんだ。それを四つの内三つを「スミの内側」にあてた……この見当違いが丁番位置のズレの原因だった。

そもそも6.5mmのけ引きが意味不明だ。
前回の製作で「丁番一つ分、際から離す」と教えてもらったのだから、3.2mmをけ引きし、このスミの外側に丁番をあてるのが普通だろう。
丁番一つ分離すということは丁番二つ、丁番が二つということは6.5mm……け引きで6.5mmとって……というバカの連想があったに違いない。自分のことだけれど思い出せないが、きっとそうだろう、そういう頓珍漢なところがおれにはある……嫌いになりそうだ、ふたたび自己嫌悪で目一杯になりそうだ!

痛恨のミス、情けない失敗……しかし丁番の位置はあらためず(友人から「すべてを大きな丁番にとりかえるって手もありますね」とアドバイスもらったんだけど)痛々しい記憶として直面する、やっぱりそうすることにした。なんにせよ物忘れが激しいんだ、アドバイスも説明も右から左に忘れていくようだ……つまり痛いも苦しいも情けない感情も忘れるんだろう? それなら見るたび思い出す悔しさ、きっかけとなる製品が傍にあればいい。毎日目にして「あのときやらかしたな……スミを回した戸を左右で突き合わせる、たったそれだけをすれば回避できたミスのせいでこの情けない仕様だ……」と思える。

昨日、図書館で資料をあたっていたら「コクソ」の作り方と使い方を知った。「ミスは体に、記憶に刻む」とマッチョな宣言を上に書いてすぐに「コクソ」かよと自分でも笑ってしまうが、「コクソ」とは傷や穴を目立たなくさせるいわば手製パテで、留めの隙間や天板の反りあがりの空隙、合板のささくれだとかヘコミ隠せる、完全には無理だが(木調と色味は複元不能)ある程度はごまかせる。「ごまかせる」という魔法にダメ野郎が甘やかされるのは重々承知しているが、先日、学校に来てくださった桐箪笥の職人さんが「腕のいい職人はミスをしないだけじゃなく、カヴァーする技をたくさんもってます。箪笥にならえば《リカバリーの“抽斗”》がたくさんあるんです」と言ってた。

繰り返し間違うおれは、いちいちを間に受け(忘れっぽいが)、次こそはそうならないように……ってメモを続けてる。ポジティブにとらえれば、ふだんからミスをしない人よりもミスの痛みやその後のケアについて工夫ができる、ノウハウの蓄積があるということ……。誇れることじゃないが、まぁ、そうも言えるかな。

明日はゴールテープを切る予定 ―― 長かったなあ。いや、そうでもないか。
「このサイズの製品に30日(実習の回数は明日で21回)もかかったのか……」と物足りなくて、ただ一方で「この一ヶ月はあっという間だった」という体感もまたある。




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めめ
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