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四月は君の嘘/新川直司

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四月は君の嘘/新川直司
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母の死を境に弾けなくなっていた天才ピアニスト中学生が、破天荒な同級生女子のバイオリニスト《ヴィルトゥオーソ》と出会い、世界への感性と音楽への情熱《カラー》を甦らせる青春ストーリー。

この絵柄だと少女マンガ出身? うまいよなー少女マンガで結果残す漫画家は。女の漫画家ってデビューしたときから、ほとんどスタイルが完成されてて、どうやったらこんなに早熟でキマるんだろな。ストーリーや設定、キャラクターをまとめるセンスがあるし、これでたぶん20代とかなんじゃないの? やばなーなんて思いながら読んでいたけれど作者は新川直司さん、男性の漫画家だった。

魂が砕けるほどの挫折にしても天才のパフォーマンスにしても、「純粋」を意味するところが大きいので、こういう作品は必然的に主人公が思春期の年代、イノセントワールドで生きる中高生になりがち。だけど、その急所として「中学生や高校生が、ここまでモノゴトを考えられるかな? 反省や教訓を得ての再生にしても、こんなふうに見事に甦ったり、確固たる自意識を獲得して立ち上がるかな?」という疑問を生じさせがち。

この作品と同じ内容で主役を20代中盤、あるいは30代の音楽家の群像を描いたら、どんな作品になっただろう。新川さんだったら、おそらく ―― なんて妄想しながら読みました。

おれは、ちいさな棺桶は直視できません。







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