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ポール・ランド、デザインの授業



ポール・ランド、デザインの授業
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「デザインとはプロポーションのしくみでもある。つまり、サイズ同士の関係性を意味する」


●デザインとは何か
――  42
デザインとは形と中身の操作である。こうした類の定義ならば、自分がどこへ向かうのか、何をやっているのかわかるね。では( 中略 )操作するとはどういう意味だろう? 君たちは何をやったらいい? 君たちが経験する過程は、操作のひとつの側面だ。

中身とはアイデア、あるいはテーマだ。形とはこのアイデアで君たちが行うもの。どう処理すべきか? 色を使う? 白黒にする? 大きく作る? 小さく作る? 三次元、それとも二次元にする? 流行のものを使う? それとも、もっと重厚感のあるものを使う? フォントはボドニー、それともバスカービルを使う?

こうした質問をすべて自分自身に問うこと。これがデザインの操作的側面の一部だ。では、テーマについて議論するためには、何について話し合うかを決める必要がある。たいていの場合、人々はデザインについて話しているが、誰もテーマを理解していない。誰も考えたことがない。( 中略 )

デザインとは( 中略 )皆が夢中になる言葉だ。前ルネッサンスに遡ると、(画家で建築家のジョルジョ・)ヴァザーリはデザインとは基盤であり、すべての芸術、絵画、舞踏、彫刻、書物の基本だと語っている。デザインとは、すべての芸術の基盤なんだよ。デザインはすべての芸術において形と中身を操作することだ。


●グリッドとは何か 27
君、グリッドの原則はわかるね? どうだい?

要点は、グリッドから離れることじゃない。要点は、グリッドから離れず、グリッドに基づいて正しく処理することだ。離れたがるのは、グリッドに向き合って何をしたらいいかわからないからだ。グリッドという概念は、秩序のしくみを与えると同時に、たくさんの多様性を与えてくれる。( 中略 )いつ切り替えるか、それは君次第だ。だから、四角はこの大きさでもいいし、別の大きさでもいい( 中略 )

―― 時には丸をこう置いてみる。時にはこんなふうに置いてみる。そんな考え方を出発点にして作業を進めると、この丸がこうなって、さらにこう変化する。だが、グリッドは決して変わらない。変化するのは常に内部で、こうすることで図案に動きが出るんだ。

(四角の保守と、その内部の変化?)

というより、単一性と多様性だね。四角に丸を置いただけだと、やはり退屈なものになってしまう。そこで、中の丸を絶えず変化させていくんだ。つまり、これが必要不可欠なんだよ。まったくの基本だが ――









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